そう車界と同じように釣具でも高級スポーツカー並のものがたくさんある。本当は道具に頼らず腕を信じて自信もって釣りをするべきだが、やはり欲しくなるのは男なんだよね。
リールだと2種類に分かれていて、スピニングとベイトリール。
スピニングは超高いものも在るけど安物で十分同じ役目が出来る。でもベイトは高ければやはり飛距離、感度、回転のフィーリング、等と色々違ってくる。今欲しいのがシマノのアンタレスDC定価がなんと73000円!!!ヤフオクでもやっぱり40000円はする。
欲しいスピニングもステラの3サイズ1000S、2000S、2500か3000。どれも68000円位。バイクが買えちゃうじゃん。こっちもヤフオクでも35000円位はする。
トホホ
ロッドはずっと前から手の届かないと思ってあきらめていた高級なものがやっと入手できた。ブリーデンのGRF TR83 Deep。まずこの竿は手に入りづらい。ここ1年半はずっと生産していなかったし生産しても数が一握り注文したものオンリーと言う事があって一度はあきらめていた。でもやっぱり買ってよかった。半年位前からこのロッドが気になって国際フィッシングショーで開発に直接関わったLeonさんやアクターさんに見せてもらってこんな竿みた事ないとびっくりしてから余計欲求が高まった。しかしどこに尋ねても電話で連絡してもサイトみても売り切ればかり。しかも何時生産再開するか分からないとの事。ミーハーじゃないけどやっぱり人間限られたものだと欲しくなるね。
ライトゲーム(軽いルアーやタックルであらゆる魚を的にする釣りジャンルの事)ではもう万能に近いロッド。でも万能という事はいい所取りの日本車みたいなものでなく、フェラーリ並の高級感、感度、乗り、軽さ、パワー、扱い安さが全て一流。
ブランクは真っ黒で夜は光がちょっとでもないと本当先っぽ折る事ありえるからすごい気をつけている。だけど洗練されたもので細かいところにオシャレに色々細工して在って、飾りたい位。
実際のところDeepよりは軽い竿はたくさんあるが、リールをつけて握ってみるとバランスがすごいよく取れている。得にオカッパリでは最適なバランスじゃないかなと思う。バランスがここまでいいと楽にあわせがきくし、この長さではありえない操作性が生まれている。
げんに俺が今まで使っていたバリバスのViolenteと比べると13gも重いけどViolenteはケツばっかり重く感じてピーキーな感じなんだよね。
キャスティングでは極小の軽量チタンガイドが付いているから狙ったところにぴたっとルアーが入りロングキャストでも正確に撃てる。竿先がキャスト途中や振りの終わりにぶれないのが特徴。
白いのがタバコです。比べると物凄い細かいのが分かるでしょう?
ちなみに極小ガイドだと糸が常にガイドに接触していて感度もすばらしい。細かいバイトがPE使っているとそのまま手元に伝わる。
ロッドティップもソリッドで潮の動きの違いひとつひとつを掴んでくれて動きを出してくれる、ようは竿先のブレで潮の向き、強さが見える。
感度がいいだけのチュービュラーだとこういう所は感じ取れない張りがありすぎる。でもチュービュラーだとファイト中に魚が泳ぐブルブル感というのは多少多いと感じた。
パワーは絶対文句が言えない。Violenteだとでかい魚がかかったら止められず根に潜られてしまうことが多かったりなかなかゴボウ抜きする勇気は無かったがこの竿はどでかい根魚の泳ぎを問題なく止めて根から引き剥がしてくれる。
実際の釣りで先週の土曜何時もの走水でカサゴとメバル狙いに行って来て、ご覧の通り結構大きいカサゴちゃんが出てきた。以前はこのクラスもシーバスのライトクラスでも使わないと潜られてしまうような事が多かったが今は問題なく釣れる。
やっぱり激タイトに狙っているし時期も時期でしかも潮が異様に早いからこの近辺の根魚は結構力が強く潜られることが多い。友達もシーバスロッドでもこの22cmのメバルに潜られそうになって慌てていたし。
ここまで完成度が高い竿だともう芸術に等しい。
少々高い買い物だったがそれだけの価値があるね。付加価値だけではなく実際に物凄い満足できるロッド。次はリールかな?それとも交通の便を考えてやっぱりまたバイクに乗ろうかな。
ちなみに今回の釣り状況:
中潮
小雨から曇り
場所に入った頃は20時頃。
潮は多少濁っていて夜光虫(赤潮)がちょっと多かった。
出だしは悪かったもののやはり潮が動き初めて爆釣!!!
カサゴは小さいのが2匹、21cmが1匹
メバルは正確には数えていないが22cmを頭に多分15匹位。
アジかサバみたいな小・中サイズの魚の大きい群れが入ってきてたけどアイスジグでは釣れなかった。
でも友達の関東での釣り初体験だったので喜んで貰っていた。
今週は新竿のパワーを極限に試すため初島で尺メバルとヒラスズキ狙いに行くつもり。